ささえる、つなげる、創造する ふじのくに文化情報センター

2017 年 12 月 11 日

「世界にはばたく女性」講演会(第6回)

今、日本では変革、特に「女性が輝く社会」の構築が求められています。
社会の第一線で輝く女性たちが自らの歩み、思い、夢などを「次代を担う若者たち」に語り、未来へはばたく希望と勇気を与えるための公開講座『世界にはばたく女性』の講演会が12月2日(土)に静岡市葵区の静岡雙葉学園で開催されました。

第6回目の講演は『世界の人々と未来を創る』をテーマに、講師は静岡雙葉学園の卒業生である仲本千津さん、法月里野さん、成島洋子さん、同窓生3名が講演やパネル討論を通し、世界との関わりで得た価値観や仕事にかける思いをお話しされました。

仲本さんはウガンダで出会った女性たちと、日本に暮らすお母様と共に、カラフルでプレイフルなアフリカ布を使用したバックやトラベルグッズの企画・製造・販売する株式会社RICCI EVERYDAYを設立されています。会社の従業員は15人で、シングルマザーが多いそうです。商品は、静岡では三保原屋、伊勢丹で販売されています。今後は商品の生産を南スーダンで、販売はオーストラリア、アメリカのロス等を考えているそうです。
ウガンダはナイル川の源流であるビクトリア湖を有し、人口は4,000万人、英語を話し、宗教はキリスト教です。雨もよく降り、日本の初夏の軽井沢を思わせる良い気候ですが、アフリカでは紛争、貧困、エボラ熱等問題も多くあります。

法月さんはチェンバロ奏者で現在はアメリカ・ニューヨーク州にお住まいです。チェンバロはバロック時代、17世紀初頭〜18世紀半ばに栄えた楽器です。
主な仕事場はシカゴのコンサートホール、マンハッタンの教会、美術館・博物館のギャラリーなどで、演奏を行うほか、大学で講義もされています。
人間にとって音楽とは何でしょうか。
「音楽は喜びの友、悲しみの薬」という考えを法月さんはお持ちです。
静岡雙葉学園で培った、沈黙—聖歌—祈り、が人生の役に立っているとお話されました。

SPAC−静岡舞台芸術センター芸術局長の成島さんは、制作部に所属し、舞台作品の創作や劇場運営に関わるあらゆるマネージメントを担当されています。舞台制作、渉外、営業、広報から施設運営まで、SPACの活動を底から支え、未来へつなぐために試行を重ねていくお仕事です。公演をはじめ、国際交流事業、中高生鑑賞事業、人材育成事業、アウトリーチ活動など幅広い事業を実施されています。

SPAC−静岡舞台芸術センター
1.舞台芸術作品を創造・上演する人がいる。
2.舞台芸術作品を創造するための劇場・稽古場施設がある。
3.静岡から世界へ。舞台芸術作品がある。
4.人々が集い、交流する場、それが劇場。

 

パネルディスカッションでは、山内先生の司会進行により、3人の講演者が外国生活を通しての「(共に心豊かに生きるために)世界の人々と未来を創る。」を目指して、学んだこと、成長したことについて意見が交わされました。また、それぞれの経験を活かして、世界の人々と仕事をする上で必要な考え方や姿勢などもお聞きすることができました。

例えば・・・
「色んな国の人が居住する中、文化の違いを尊重し、自分から心を開いて、相手の考え方を理解しようとする姿勢が必要」
「劇場は世界を観る窓で、自分の思いと違っても、感じたことを大切にしていきたい」
「今、ものすごいスピードで動いている広い世界へ多様性・柔軟性を持って自由に飛び立っていってもらいたい」

最後の質疑応答では後輩の在校生の質問に対して真摯に、丁寧に応答されていました。

 

文化情報サポーターS.I.

Filed under: 未分類 — admin @ 4:14 PM
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