ささえる、つなげる、創造する ふじのくに文化情報センター

2017 年 3 月 11 日

新たな夢二像を探って

静岡市美術館で2017年2月18日から3月26日まで「夢二と京都の日本画」展が開催されています。
展示は竹久夢二の作品と資料約80点に京都の日本画約40点を合わせた約120点を一堂に紹介されています。
その関連イベントとして3月4日に実施された講演会、「新たな夢二像を探って」に行ってきました。講師である新居浜市美術館館長の山野英嗣氏が、創作銅版画家で、作品・資料の収集も行っていた川西英のコレクションを手がかりに、新たな夢二像に迫りました。
川西コレクションにある夢二の作品・資料を調べていくと、これまであまり注目されてこなかった新たな夢二像に気付くことができます。それは「夢二式美人画」とも称された表現に加えて、夢二が当時の新たな表現=「前衛」に関心を寄せていたことです。このことは川西自身にも指摘でき、コレクションには日本の前衛的な動向を代表する村山知義や後年漫画家・田河水泡として活躍する高見澤路直の作品、さらにはロシアに生まれ日本で生活したワルワーラ・ブブノワの版画も含まれていたのも驚きであるとお話されました。
講師の山野氏が、美術家・美術作品について、違った方面から探求してみるとことが大切で、特に若い人に実践してもらいたいと語られたことが印象に残っています。今回の講演では、「川西コレクション」の作品・資料をとおして、夢二の「前衛」性という新たな面の理解を深めることが出来ました。

「夢二と京都の日本画」展は静岡市美術館にて3月26日まで開催されています。
ご興味のある方は是非。

文化情報サポーター S.I

Filed under: 未分類 — admin @ 5:11 PM

2017 年 2 月 28 日

伊豆・下田 開港の歴史を訪ねて

もうすぐ明治150周年ということもあり、伊豆・下田に出かけて開国に影響を与えた“ペリーと日米和親条約”の足跡をたどってみた。

下田公園下の鼻黒にぺリー艦隊の乗組員が上陸したのは1854(安政元年)、ここから日米和親条約の交渉が始まり、3年後総領事パリスが着任、日米友好の礎がきずかれた。

ペリー上陸記念碑

公園内には1954(昭和29)に開港100年を記念した大きな「開国記念碑」が建てられている。この碑にはペリーとパリスのレリーフ像と二人が残した言葉「余は平和使節としてこの地に来れり」(ペリー)と「私の使命はあらゆる点で友好的なものであった」(パリス)が刻まれており、「開国記念の碑」の揮毫は吉田茂総理となっている。

開港記念の碑

下田公園からペリーロードに行く途中に「下岡蓮杖」の碑がある。この人は日本の写真師の開祖となった人で、領事館となった下田奉行所の足軽としてオランダ人通訳から写真技術を手ほどきされた。

下岡蓮杖

「日米下田条約」が締結された了仙寺を観て、街中に入ると「吉田松陰拘禁の跡」というものがある。松陰は海外事情を学びたい意欲が強く、鎖国の禁を犯し、密航を企てた。はじめは長崎でオランダ船への便乗を試みたが失敗し、次にここ下田でペリー艦隊の船に漕ぎつけて渡米を懇請したがペリーに拒否されてしまった。結局あきらめて自首し拘禁されたとのこと。

了仙寺

吉田松陰拘禁の跡

また「欠乏所跡」というのもある。これは入港してくる外国船に薪、水、食料、石炭などの欠乏品を供給したところ。当時、貿易は禁じられていたが、貝細工、染め物、瀬戸物、反物などが売られ、事実上の貿易が始まった。幕府は欠乏所の売り上げの3割を税として徴収したので、公には認めなかった貿易でちゃっかり利益を得ていたのだ。

欠乏所跡

下田をはじめとする伊豆南部は、噴火した海底火山や火山島によってできた大地とのこと。下田市の寝姿山と下田富士は、かつて火山の地下にあった「マグマの通り道」が地上に姿を現した「火山岩頸(火山の根)」という特徴的な山だそうだ。

寝姿山

下田駅の観光案内所で入手したガイドマップに従って歩いたが、アップダウンがほとんどなくとても歩きやすい街だった。また街中のいたるところにたくさんの“風車”が飾られていて、風に吹かれて回る様子が目を引く。下田開国博物館の売店で尋ねたところ、5月に行われる「黒船まつり」で毎年作られるもので、祭り終了後に各家庭に持ち帰り飾っているとのこと。また、マイマイ通りにあるお菓子屋さんで買った桜の花が入った一口ようかんがとてもおいしかったのだが、マイマイってかたつむり。どうしてこの名前がついたのか帰宅後に調べると「ペリー艦隊についてきた」とあった。かたつむりって江戸時代以前にはいなかったのだろうか。

文化情報サポーター T.S

Filed under: 未分類 — admin @ 11:58 AM

2017 年 1 月 24 日

新素材セルロースナノファイバー(CNF)の展示を見学して

静岡県庁の展示コーナーにて、セルロースナノファイバー(CNF)の実用化を促進するため、CNFを使った身近な製品が紹介されています。非常に興味のある新素材ですので見学に行ってきました。
CNFとは、植物の繊維からできる紙の原材料、パルプを超微細にほぐした繊維の新素材のことです。軽量・高強度などの優れた特長があり、さまざまな分野への活用が期待されています。
市販され始めたCNF製品には以下のようなものがあります。

・紙おむつ・・・CNFを用いることで消臭効果は従来品の3倍以上。
・高音質なスピーカの振動板開発・・・CNFを使用することで強さや、しなやかさと軽さを両立した。
・ゲルインクボールペンのインク・・・増粘剤としてCNFを配合することで逆書きでもかすれない、なめらかな書き味を実現。

県は全国に先駆け産官学によるCNF推進組織を設立、顧問にはCNF活用へ技術的な道を開いた第一者、静岡市出身の磯貝明東京大学教授が就いておられます。プラスチックなどに代わる部材、部品用として、自動車や家電、建材メーカー等にサンプルを提供しており、将来大きく期待される新素材として注目しています。

文化情報サポーター S.I.

Filed under: 未分類 — admin @ 4:30 PM

2016 年 12 月 26 日

『おんな城主 直虎』 昇太さん、小和田さんのご当地トーク  ぶらぶら散歩 in しみず(3)

来年1月からのNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』の放送開始前に、今川義元役の春風亭昇太さんとこのドラマの時代考証を行っている小和田哲男さんのご当地トーク(主催:静岡市、NHK静岡)が、NHK関口アナの司会で1218日(日)清水マリンビルにて行われました。
ドラマの撮影秘話や武将としての今川義元について、お二人のわかりやすくかつ軽妙なトークで参加した800人を楽しませてくれました。

昇太さんは子どものころから歴史に興味を持ち、特に地元の武将である今川義元には強い思い入れがあったそうです。
大河ドラマは今回で3回目の出演とのことですが、「今川義元役があったらぜひやりたい」と、今まで出会ったNHKの関係者にいつも懇願していたそうです。その願い叶って出演のオファーがあったときはとても感激したそうですが、受諾に際して条件を出したそうです。それは今まで描かれてきた義元の多くは、公家さんの弱々しい姿の“ダメ武将”であったが、史実に基づいた正しい武将・義元の姿を演じたいということでした。
そんなことからドラマでは井伊家に対する敵役ではあるが、今までと違う凛々しい武将として、またセリフは少ないが目力で圧倒するクールな武将を意識して演じたとのことです。ただ、セリフがないと「自分が何をしているかわからない」ので芝居としては逆に難しかったといっていました。
ここで、初めて“春風亭昇太義元”の写真がスクリーンに映し出されたのですが、これを見た会場は大爆笑に包まれました。本人は「私の顔はメガネと一対なので…」と苦笑いをしていました。
“昇太義元”は初回から登場し、早い段階で姿を消すそうなので、18日の初回から見てほしいとのことです。

小和田さんも過去何度か、大河ドラマの時代考証を担当したそうです。時代考証は出来上がった脚本を見て、それが史実に基づいているかやドラマの中での言葉遣いや背景などをアドバイスする役目とのことです。
ただ、あくまでもドラマなので、演出上どうしても史実と違う場面にならざるを得ない場合もあり、過去二度ほど視聴者からおしかりをいただいたこともあるそうです。
今回は、直虎の子ども時代の名前がどうしてもわからなく、関係者と相談して「おとわ」と名付けたとのことです。
今川義元の研究を続けてきた小和田さんも、義元は“街道一の弓取り(武将らしい人)”、優れた政治・経営手腕を備え、かつ文化人だったと説明されました。

トークの初めに2年前の歴史秘話ヒストリア「直虎」のダイジェスト版が紹介されたので、「直虎」の人物像、今川家とのかかわりについて理解でき、その後の話がとても分かりやすかったです。参加された皆さんも十分、満足されたと思います。

122日にはグランシップ映像ホールにて井伊家をテーマにした「しずおかの文化新書 講演会  井伊直虎とその時代」が開催されますので、ご興味のある方はご参加してみてはいかがでしょうか。


文化情報サポーター T.S.

<ぶらぶら散歩 in しみず>
健康維持を目的にWalkingを日課としている文化情報サポーターT.S.が清水区内のイベント情報や文化、歴史、季節の移り変わりなどを定期的にご紹介。

Filed under: ぶらぶら散歩 in しみず — admin @ 11:44 AM

2016 年 12 月 23 日

今年は私にとって最高な年となりました。今後このような年は期待できないとも思われます。私は音楽大好き人間で、特にヴァイオリンの音色に魅せられています。

213日、グランシップ交流ホールにてJAZZヴァイオリニスト寺井尚子率いるクインテットによる演奏を聴きました。リベルタンゴの試み、最後は例によってスペインで締めくくり、ブラボー。

98日、グランシップ中ホール・大地にて広上淳一指揮、京都市交響楽団をバックに、五嶋みどりさんの3大ヴァイオリン協奏曲の一つ、チャイコフスキーの協奏曲の演奏を堪能しました。

1111日、富士のロゼシアター大ホールではハンガリー交響楽団をバックに千住真理子さんによるメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を。3大ヴァイオリン協奏曲の2作品目をこの日存分に味わいました。
また同じコンサートに出演された仲道郁代さんのピアノ演奏。仲道さんといえばショパンが定番になっていますが、グリーグのピアノ協奏曲を。彼女のイメージが一変された一晩でした。
それにもまして指揮者のコバケンこと小林研一郎さん、私の大好きな指揮者だけに愛称で呼ばせてもらいましたが、ユニークな語りで会場を笑いの渦に。アンコールのハンガリアン舞曲では、1小節ずつ力強い演奏、やや静かな踊り、最後はラプソディ風と3つのスタイルで、彼の語りを交えながら、全く観客を夢の中へ引きずり込みました。
最後にセクションごとに団員を紹介すると、観客はみなスタンディングオベーション。拍手喝采どころではない盛り上がりでした。

そして最後1130日、再びグランシップ中ホールで、ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団をバックに樫本大進さんによるベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を。ヴァイオリンの3大協奏曲を1年間で全て聴けたことなどこれまであったでしょうか。あったのですね。そんなわけで、ヴァイオリン好きの私にとって最高の年となったのです。

ところで、ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団の楽器配置の奇抜なこと、いつもは上手の端にいるコントラバスが、下手側に6台ほどずらりと縦一列に並んでいました。通常は指揮者を中心に、下手から第一ヴァイオリン、第二ヴァイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスと弧を描くのですが、このような配置を見るのは初めてでした。指揮者や演奏曲目によっては配置が変わることもあると聞きましたが、それにしてもと感じつつ、良い勉強になりました。

対向配置

ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団の楽器配置

通常の配置①通常の配置②

文化情報サポーター M.K.

Filed under: 音楽 — admin @ 8:39 PM

2016 年 12 月 9 日

「世界にはばたく女性」講演会(第4回)

社会の第一線で働く女性たちが「次代を担う若者たち」に、自らの歩み、思い、夢などを語り、未来へはばたく希望と勇気を与えるための公開講座「世界にはばたく女性」講演会が123日(土)に静岡市葵区の静岡雙葉学園で開催されました。

4回目となる今回は、言語学者で国際基督教大学学長の日比谷潤子氏が講師をつとめられました。講演会では「世界の人々とともに」をテーマに、グローバル化する社会、多様な人がいる世界において「当たり前の見方や考え方があると思ってはいけない。」とお話されました。

中でも、多種多様な人々と交流のあったご自身の海外生活や国際基督教大学の学生の留学体験を紹介しながら、「対話と交渉能力」の必要性を強調されていたこと、コミュニケーションの手段、技能(スキル)としての語学力を身につけてほしい、日本語(母語)と特に英語の能力が必要で、話すことも重要だが書くこともモノにしてほしいとのお話が印象深く感じました。また、「対話と交渉能力」を支えるために言語能力+1(α)を学ぶこと、例えば大学等で母語・英語に加えもう一つの言語を取得することを推奨されていました。

日比谷先生の講演はとてもわかりやすく、ユニークな語りで、人間の語学力の重要性について、若者たちと一緒に考えていきたいという、先生の熱い思いを感じました。

文化情報サポーターS..

Filed under: 未分類 — admin @ 8:54 AM

2016 年 12 月 3 日

再発見!! ニッポンの立体

秋の日差しに包まれ、紅葉したけやき並木道の落葉を踏みしめながら、静岡県立美術館に行って来ました。今回の展示は「再発見!ニッポンの立体‐生(いき)人形からフィギュアまで‐」です。

展覧会のパンフレットによると、古来、日本では仏像、神像、置物、建築彫物など、様々な立体造形が作られてきました。しかし、それらは西洋的彫刻の概念に基づくものではなく、また西洋的な芸術鑑賞の対象ではありませんでした。それゆえ、その多くは西洋的彫刻とは異なるものとみなされ、いわゆる美術としての地位はありませんでした。近年、日本近代彫刻の再検討が行われる中で、こうした日本の前近代以来の立体造形が改めて注目されています。この展覧会ではこうした成果を受けて彫刻、工芸などの従来のジャンルを越え、より自由な視点から日本の立体造形が紹介されています。

展示物の構成は3部からなっています。

第1部は「置物・縁起物・飾り物」です。ここでは仙人、超人といった江戸文化として花開いた置物の彫像やより単純な形態にした像や精巧な飾り物としての根付、水摘、香合等が展示されています。

第2部は、「人間を考える」をテーマにしたものです。ここでは人体をモチーフとした立体表現を紹介し、現代の人物表現や人体表現としてのフィギュアや肖像、人物像を展示しています。

第3部は、「自然と交感」のテーマです。自然に宿る神秘的、超越的なものを“かたち”あるものへと写し、刻みつけようとした作品群です。

以上が展示物の説明ですが、江戸の仏像から現代のフィギュアまで連綿と続く日本の立体造形としての彫刻、工芸といった従来の枠にとらわれない陳列が多彩な変化を魅了してくれました。

なお、この展覧会は来年、平成2919日(月・祝)まで開催されています。

再発見!ニッポンの立体

文化情報サポーターN.I.

Filed under: 未分類 — admin @ 3:11 PM

2016 年 11 月 15 日

壁展示「海の東海道」・・・清水郷土史研究会の活動 ぶらぶら散歩 in しみず(2)

清水郷土史研究会は、旧清水市の歴史や文化に興味を持つ仲間が集まってできた25年以上の歴史を持つ伝統ある研究会で、事務局を静岡市立清水中央図書館に置き、図書館事業とタイアップして活動している団体です。

ここには古文書・宿場・石仏・地名由来・古城・清水港廻船問屋という6つの部会があり、基礎学習、現地研修や講演会を主体に活動しています。

今回、清水中央図書館のロビーに展示された「海の東海道」という廻船問屋部会で作成した6枚の模造紙に描かれた“壁展示”を見てきました。

壁展示「海の東海道」


鉄道が発達する以前の遠距離の荷物輸送は、主として船で行っていました。このため、伊豆・駿河・遠江には河口付近に多くの湊が発展し、上方と江戸を結ぶ「海の東海道」で重要な役割を果たしたそうです。

駿遠の8つの湊、清水・焼津・小川(こがわ)・川崎・相良・横須賀・福田(ふくで)・掛塚について、由来や歴史的な役割、モニュメントなどが図、写真を使って分かりやすく説明されています。

8つの湊
清水港のモニュメント



 

 

 

 

 

 

 

 

大人に混じって休日に図書館を訪れる小学生や中学生も興味深そうに見ているそうです。

“壁展示”は6つの部会の持ち回りで担当・作成し、清水中央図書館の後は各交流館などでも展示されます。現在の清水中央図書館での展示は12月末日まで行われています。

文化情報サポーターT.S.

<ぶらぶら散歩 in しみず>
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Filed under: ぶらぶら散歩 in しみず — admin @ 1:34 PM

2016 年 10 月 24 日

富士山をテーマとした松瀬千秋さんの個展  ぶらぶら散歩 in しみず(1) 

健康維持を目的にWalkingを日課としている私、文化情報サポーターT.S.が、清水区内のイベント情報や文化・歴史、季節の移り変わりなどを定期的にご紹介していきます。

今回は、フェルケール博物館にて開催中の画家・松瀬千秋さんの個展に行ってきました。

「富士山」をテーマに10点の作品が展示されています。「富士山」は松瀬さん独特の形で、山の右側には宝永山が…そうです静岡市から見た富士山です…、そして山肌はピンクとなっています。また、鉛筆、水彩、アクリルに加えて、ウレタン樹脂などさまざまな絵具を用いた作品が出展されています。

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こちらは「Treasure Ship」と題されたアクリル画です。まさに富士山を積んだ静岡の宝船ですね。富士山の山肌と船体はドットで表現され、日本の文様である唐草や青海波、細かく描かれたメルヘンチックな花、動物、魚なども松瀬さんの絵の特徴の一つです。

3776 Matsubara

「3776 Matsubara」は157x310cmの鉛筆書きの大作です。松の葉や前方の植物群にもメルヘンを感じます。また太陽の外輪の輝きにも唐草模様でのぼかしが入っています。

なお、鉛筆で描いた157x830cmというさらなる大作「3776 春夏秋冬」が清水・駿府病院のロビーに展示されているそうです。

会場には松瀬さんもいらしていたので少しお話を伺いました。

ウレタン樹脂塗料を絵画に用いたことについては、この塗料に「色彩の輝き」を見出したそうです。実際の作品を見てもとても明るい輝きを感じました。作画は描くのではなくスプレー吹付で着色するそうで、このため着色部には塗料の厚みが出てまたおもしろい雰囲気が出ています。

海外で勉強中は風景画を主体に書かれていたそうで、アメリカ在住時には特に水彩画の技法を極めたとのことです。

地元・清水出身で、子供のころから間近に見てきた富士山には特に思い入れが強く、様々な技法でその姿を描き続けているそうです。

個展は清水・フェルケール博物館にて11月30日(水)まで開催しています。

文化情報サポーターT.S.

Filed under: ぶらぶら散歩 in しみず — admin @ 1:18 PM

2016 年 10 月 3 日

第3回静岡雙葉学園「世界にはばたく女性」講演会

社会の第一線で働く女性たちが「次代を担う若者たち」に、自らの歩み、思い、夢などを語り、未来へはばたく希望と勇気を与えるための公開講座、「世界にはばたく女性」講演会が101日(土)に静岡市葵区の雙葉学園で開催されました。

第3回目となる今回は、歴史小説家の植松三十里氏が講師をつとめられました。
植松先生は静岡市出身で静岡雙葉学園をご卒業されています。2003年に『桑港にて』で歴史文学賞、2009年に『群青、日本海軍の礎を築いた男』で新田次郎文学賞、同年『彫残二人』で中山義秀文学賞を受賞されています。

講演会では「私と家族と世界」をテーマに、自分、長女、夫、次女、それぞれの人生の歩みを、夢と現実、経験から、赤裸々にお話されました。

以下は、先生の講演会でとても印象深かった言葉です。


「人は誰にも必ずチャンスは有り、また、がんばり時がある、それを見逃してはいけない。」

「人生において自信が無くても簡単にすぐ“出来ません”と言わない方が良い。」

「隙間(他人が余り興味のないところ)を狙うことも必要。」

「失敗を恐れず、挑戦する大切さが必要。(失敗は成功のもと)」


植松先生の講演は、非常にわかりやすく、ユニークな語り口でした。人生について、若い人が夢ややりたいことがわからないときは、色々なことを経験して、チャンスを生かし、頑張って前向きに進んで行って欲しいという先生の熱い思いを感じました。


文化情報サポーターS.I.


Filed under: 未分類 — admin @ 2:25 PM
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