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田楽・田遊び

田楽・田遊びとは

田楽・田遊びとは

神仏の前で、今年もかくあれと稲作過程を演じ、稲の豊作を祈念する予祝芸能です。多くは正月に行われ、田植だけで終わるところ、稲刈りまで演じるところと様々あります。

団体一覧

「田楽・田遊び」の団体については、下記よりご覧いただけます。

Youtube下記ページより、民俗芸能の映像をご鑑賞していただけます。再生する際は、Youtubeの「ふじのくに文化情報チャンネル」に移動します。映像は無料で観ることができます。

寺野三日堂祭礼ひよんどり(てらのみっかどうさいれいひよんどり)

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(1分4秒)

開催場所 浜松市北区引佐町渋川字寺野 宝蔵寺観音堂(三日堂)
団体名 寺野伝承保存会
特徴 「寺野三日堂祭礼ひよんどり」は、浜松市北区引佐町渋川にある宝蔵寺観音堂(三日堂)に伝わる新年の最初に修される修正会の予祝芸能です。三日堂の由縁は、正月三日におこなわれるからです。300年以上も前より世襲により伝承されてきました。まず御堂の鎮守ガラン神に神楽舞を奉納し、御堂で火踊りが始まります。手に松明を持つ氏子たちが四季揃えの歌を歌いながら時計回りに御堂を回るだけですが、これが「ひよんどり」の呼び名となっています。このあと、「片剣の舞」、「両剣の舞」など武器を採って舞う呪師芸で御堂を結界し、翁芸、万歳楽、生業系の田遊び芸、獅子の舞と続き、堂内で松明の火花が散るほどの豪快な鬼の舞で最高潮になり、最後は鎮めの舞で終了します。「川名のひよんどり」、「懐山のおくない」とともに「遠江のひよんどりとおくない」として国の重要無形民俗文化財に指定されています。【国指定重要無形民俗文化財】

小国神社の田遊び(おぐにじんじゃのたあそび)

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(1分11秒)

開催場所 周知郡森町一宮 小国神社
団体名 森町教育委員会社会教育課
特徴 「小国神社の田遊び」は、周智郡森町一宮の小国神社で1月3日に行われる神事芸能です。鎌倉時代中期ごろから始まったといわれ、年の初めにその年の豊作を祈願して行われます。祭典は拝殿で、行事は舞殿で行われます。素鍬(しろくわ)、畦塗り、代掻き牛などの田作りから田植えまでの稲作過程を模した、詩章(田唄)である唱え言を中心とした12番の演目により構成されています。演者は白装束に烏帽子を付け、中央に据えられた御田に見立てた大太鼓の周りで、詞章に合わせ演じます。明治以降は、旧社家36軒の人たちにより伝承され、現在は保存会により受け継がれています。【国の記録選択民俗文化財、県指定無形民俗文化財】

法多山田遊祭(はったさんたあそび)

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(1分10秒)

開催場所 袋井市豊沢 尊永寺
団体名 法多山田遊祭保存会
特徴 「法多山田遊祭」は袋井市豊沢の法多山尊永寺で修正会(寺の正月行事)として室町時代より伝わる五穀豊穣、厄除けを祈願する行事です。毎年1月7日に行われ、田遊祭は諸尊堂でお神酒をいただく「盃事」で始まり、太子堂で年間の稲作作業を表す七段の舞いが奉納されます。浄めの太刀の舞、棒の舞で始まり、白鍬、田打ち・牛ほめ、のっとう(祝詞)、鳥追い、そうとめ(早乙女)と田打ちから田植えまでの舞が太鼓と田唄に合わせて演じられます。その後,放ち矢の神事が行われ、最後に餅投げが行われます。舞は「村方」と言われる尊永寺の地域の住民によって奉納されます。現在は、保存会で伝統を受け継いでいます。【国の記録選択民俗文化財、県指定無形民俗文化財】

日向の七草祭(ひなたのななくさまつり)

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(54秒)

開催場所 静岡市葵区日向 旧福田寺観音堂
団体名 日向町町内会
特徴 「日向の七草祭」は、静岡市葵区日向で古くから伝承されているその年の豊作を祈る予祝行事です。祭りは、旧暦の1月7日に行われることから「七草祭り」と呼ばれています。福田寺(ふくでんじ)観音堂の堂内で午前10時から無病息災を祈る「日の出祈祷」が行われ、午後6時から「夜祭り」が行われ、「田遊びの舞」が奉納されます。田遊びの演目は、「歳徳祝 」に始まり、「大拍子」、「申田楽」、養蚕の豊作を願う「駒んず」と進み、「浜行」、「若魚(わかいお)」と称する道化が登場し、海の幸・山の幸を人々にもたらします。また、「数え文」にあわせて、太鼓を田んぼに見たてて米をまき、鳥を追い、今年も豊作でありますようにと願います。【県指定無形民俗文化財】

藤守の田遊び(ふじもりのたあそび)

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(55秒)

開催場所 焼津市藤守 大井八幡宮
団体名 藤守の田遊び保存会
特徴 「藤守の田遊び」は焼津市大井川町字藤守に伝わる予祝芸能で、大井川の治水と五穀豊穣を祈願し、大井八幡宮で毎年3月17日に行われます。田遊びでは氏子の未婚男子が、白粉や紅で化粧をして女性に扮し、ショッコと呼ばれる紅白の万灯花で飾った彩色豊かな冠り物を目深にかむり、社殿前の仮設舞台で演じます。演目は第1番から第25番と番外2番で構成され、開墾や田の耕作から刈り上げまでの稲作りの過程を華麗に舞います。「猿田楽」と呼ぶ演目では、桜の花を模す花飾りを頭に被り、田に見立てた舞台上を満開で盛る様は圧巻です。藤守の田遊びが始められた歴史は古く千年以上昔の平安時代にまで遡れるといいます。【国指定重要無形民俗文化財】

滝沢八坂神社の田遊び(たきさわやさかじんじゃのたあそび)

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(1分6秒)

開催場所 藤枝市滝沢 八坂神社
団体名 滝沢八坂神社田遊び保存会
特徴 「滝沢八坂神社の田遊び」は、藤枝市滝沢に300年以上も昔から伝わる神事芸能です。例年2月17日に行われていましたが2010年より変更され、2月の第2土曜日または日曜日に八坂神社にて奉納されます。19演目の舞は、本殿と拝殿の間の八丁敷といわれる「舞庭」で、午後7時頃から午後10時頃まで行われ、稲作を中心とした1年間の農作業の様子を演じ五穀豊穣を祈願します。中でも「孕早乙女」という演目が注目されます。早乙女役が日扇を採る子どもたちに囃されながら「タロッコ」と呼ぶ人形(稲魂)を産み落とし、それを田主が見つけて取り上げ大喜びしてあやす所作は、他には見られないものです。起源は定かではありませんが、記録などから天和3年(1683年)には行われていたと考えられています。【国の選択無形民俗文化財、県指定無形民俗文化財】

三嶋大社のお田打ち(みしまたいしゃのおたうち)

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(1分8秒)

開催場所 三島市大宮町 三嶋大社
団体名 三嶋大社のお田打ち保存会
特徴 「三嶋大社のお田打ち」は、三島市大宮町の三嶋大社で毎年1月7日に行われる五穀豊穣を祈願する神事芸能です。境内の舞殿中央に敷かれた二枚の薄縁が田所になり、白の翁面を着けた舅の穂長(ほなが)と、黒の翁面を付けた婿の福太郎の両役が鍬をかついで三回廻る田まわりで始まり、苗代所の選定から種まき、鳥追いまでの稲作行事を狂言風に演じます。苗代かきの場面では、五歳の男子が牛役になって登場して「モー」とユーモラスに鳴くと、詰めかけた多くの参拝者から歓声が上がります。「お田打ち」の起源は古く平安時代ともいわれ、鎌倉時代になると盛んに行われるようになり、室町時代には狂言形式の芸能として定着したと言われております。【県指定無形民俗文化財】

川名のひよんどり(かわなのひよんどり)

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(58秒)

開催場所 浜松市北区引佐町川名 福満寺薬師堂(八日堂)
団体名 川名のひよんどり保存会
特徴 「川名のひよんどり」は、浜松市北区引佐町川名にある福満寺薬師堂(通称:八日堂)で五穀豊穣、子孫繁栄、無病息災を祈願する行事です。川名のひよんどりは、祭礼が行われる八日堂本尊の薬師如来坐像が作られた1426年(応永33年)にはすでに行われていたと考えられております。裸の若者達が「薬師堂」近くの川名川で身を清めた後、「薬師堂」の入り口に人垣を作り、松明を献上する一行が「薬師堂」に入るのを阻止して激しく揉み合うのが特徴です。ひよんどり(火踊り)の名称もここから来ています。聖火松明が堂内に献上されると、前段・後段で構成される10番の舞が奉納されます。イナムラを模す、「片イナムラ」「両イナムラ」の舞は、ここだけの特異な演目で、イナムラが増幅する様子を演じ、豊作を願う予祝としています。「寺野三日堂祭礼ひよんどり」、「懐山のおくない」とともに「遠江のひよんどりとおくない」として国の重要無形民俗文化財に指定されています。【国指定重要無形民俗文化財】

蛭ケ谷の田遊び(ひるがやのたあそび)

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(1分0秒)

開催場所 牧之原市蛭ケ谷 蛭児神社
団体名 蛭ケ谷の田遊び保存会
特徴 「蛭ケ谷の田遊び」は、牧之原市蛭ケ谷の蛭子神社の境内で、毎年2月11日(祝)の夕暮れから深夜にかけて行われます。田遊びは、稲作過程をもどき今年もかくあらんと願う予祝芸能ですが、「蛭ケ谷の田遊び」は、神社境内の大きな篝火の前で、白い紙を数多く束ねて垂らす綾笠(あやがさ)をかぶった氏子青年たちが、田の耕作から刈り上げまでの稲作過程を演じます。悪霊を払う「本刀(ほんだち)振り」、「長本刀振り」などの呪師芸とあわせてその構成がしっかり伝承されています。また「ほた小僧」と呼ぶ杉の束でこさえた人形(稲魂)を、田遊びが全て終わった後、神殿脇の櫻の幹に結わえます。これは、稲魂の託宣である花の咲き具合を見て、その年の作柄を知る花見の習俗と重ねると大変注目されます。演目は14ありますが、いずれも太鼓や笛などの楽器を全く使用せず、台詞と舞だけで厳かに行われます。【国の記録選択民俗文化財、県指定無形民俗文化財】

三熊野神社の地固め舞と田遊び(みくまのじんじゃのじがためまいとたあそび)

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(1分30秒)

開催場所 掛川市西大渕 三熊野神社
団体名 三熊野神社の地固め舞と田遊び保存会
特徴 「三熊野神社の地固め舞と田遊び」は、掛川市西大渕にある三熊野神社例大祭で行われる予祝芸能です。田遊びに使う鍬に、長久元年(1040年)の年号の入ったものがあることから、平安時代にすでに行われていたことがわかります。従来は正月に五穀豊穣を祈り、地固め舞と田遊びを行ってきましたが、大正時代から4月に行うようになり、現在は4月第1土曜日、日曜日に行われています。「地固め舞」は武器を採って舞う呪師芸の一種で、西大渕地区の青年により拝殿前に仮設された舞屋で行われます。舞には真刀の舞、木刀の舞など7つの舞があり、頌歌人のゆるやかな謡いに合わせて舞台の隅々を結界します。地固め舞に続き、稲作をもどく「田遊び」を、今沢地区の青年によって舞屋脇の地面で行われます。馬を使った「代かき」や、松葉を苗に見立てた「田植え」などの演目があります。【県指定無形民俗文化財】

西浦の田楽(にしうれのでんがく)

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(57秒)

開催場所 浜松市天竜区水窪町奥領家 西浦観音堂
団体名 西浦田楽保存会
特徴 「西浦(にしうれ)の田楽)は浜松市天竜区水窪町西浦の観音堂の祭りで、旧暦1月18日に、五穀豊穣、無病息災、子孫繁栄を願って行われます。観音堂と翁川を挟んである山並みの越前様のほつと呼ぶ峰から月が出る時刻に、能衆が松明を持って石段を上ってきます。寒い、眠い、煙いと言って、外気の中、かがり火の明かりだけで、月の出から日の出まで夜を徹して庭で奉納されます。観音堂の別当高木家を中心に、能衆と呼ばれる人たちにより、家ごとに世襲制に演目を伝承しています。田楽能と呼ばれる演目は、地能33番、はね能12番、番外2番より構成されています。地能は田打ちや早乙女などの田遊びが演じられ、三番叟で祝い納めます。はね能は、高砂、橋弁慶など能楽の演目が演じられます。起源は古く、養老3年(719年)に行基がこの地で観音像とお面を作り、観音堂を開いたのが始まりと伝えられています。【国指定重要無形民俗文化財】

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