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第2回 樂土の森構想20年

更新日時2016.1.26

樂土の森構想20年 樂土の森アートプロジェクトは「森という存在が木を含め、多くの動植物の集合体であるように、多様な出来事の軌跡が積み重なり、織りなす空間創り」そのものをアートと位置づける試みであります。
多様な出来事とは時間軸の巾が即ち、空間となるのと同時に建築そのものを「仕切り」と捉えることで認識できる空間へのアプローチ、さらに行為をも含有するものであります。

さて、ここで行われているプロジェクトは農、陶、建築、身体表現、美術、音楽、緑化などの各プロジェクトが横断的に、しかも連鎖しながら展開しております。
これまでの軌跡の一端をご紹介いたしましょう。

農のプロジェクト: 1996年創設当時の荒地を開墾し、果実や野菜を
          栽培する。
土焼きプロジェクト:素焼き(テラコッタ)から始まり、20世紀から
          21世紀に架けてのミレニアム年に古式穴窯を
          築窯、焼成をはじめる。(1996年~2012年)
建築のプロジェクト:工房、風乃家、土の家、石ノ舞台、地下の舞台、
          みずのいえ、宙ノ庵の制作、舞台装置の制作、
          オブジェの制作、レジデンス・アートの
          制作支援を行う。
アートプロジェクト:樂土の森DANCE・WEEK、樂土の森音楽会、
          樂土の森アートフェスティバル、
          樂土の森アートセッション等の名称のもとで
          ダンス、クラッシック音楽、JAZZ、
          現代美術展の企画、制作、運営を行う。
緑のプロジェクト: 緑化のための苗木栽培と植栽、茶会(樂土の
          お茶遊び)等の企画、制作

樂土の森構想20年 就中、プロジェクトの根幹を担ってきた「土焼きプロジェクト」は此地でも6~7世紀に掛けて隆盛していた穴窯を再現し、薪で焼成するという作業を実行して参りました。しかし、五感を駆使した原初的な窯焚き方法そのものの継続が危うい状態になってしまったことや周辺環境の劇的な変化などによって薪窯での焼成ができないという現実に直面しました。従って、2013年の年末恒例の焼成を実施することなくこのプロジェクトは消滅を余儀なくされました。

そこで、2014年からは樂土の森プロジェクトを「樂土の森アートプロジェクト」と改名してのスタートとなりました。ホワイトキューブなどニュートラルな場での制作発表を想定するアーティストにとっては、これまでに制作された建築群、オブジェ、舞台装置などの背景と歴史が厳然と存在しますので、発表の場としてはそぐわない部分を含んでいます。逆に場とのコラボレーションを重んじる表現者にとっては共感が得られやすいのではと考えます。我々にとって20年の軌跡が詰まった場と対峙共鳴し、新たな風を吹き込むアートと出会い、作品や音楽、舞台などの協働制作を通して、より深く共振できたらと思います。
Web site: www.rakudosha.com/

プロフィール

マツダ・イチロウ
樂土舎・樂土の森アートプロジェクト代表。1957年袋井市に生まれる。70年代書家・書学者西林悠介(昭一)に師事、篆刻家田邊齋廬のもとへ通う。井上有一の書に圧倒され、安倍公房の演劇「イメージの展覧会」に衝撃を受ける。80年代渡米し、当時オディス・パーソンズ美術大学で助手であった美術家・間島領一の薫陶を受け、先端アートに出会う。帰朝後、新日本造形アトリエで版画制作。96年樂土舎創設。同年、田中泯と「御日待家」で遭遇。97年田中泯「A氏追悼の舞」に魅せられたことが契機で、その後の「場踊りシリーズ」が実現。現在、樂土舎・樂土の森アートプロジェクト代表としてプランニング、プロデュースにも関わっている。

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