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第3回 鴨江アートセンターのこれまでとこれから

更新日時2016.3.1

鴨江アートセンター 2013年11月、“市民の文化芸術活動による、21世紀の新しい創造都市浜松の実現”をめざして、浜松市中区鴨江町に「鴨江アートセンター」がオープンしました。昭和3年に建てられた歴史的な建造物をリノベーションし、浜松市内初のアートセンターという機能を持つ公共施設として活用されています。私が職員として関わり始めたのはオープンから半年後、それから1年半が経ちました。

鴨江アートセンターでは、ここに集う一人ひとりが持つ創造性に着目し、ワークショップを中心に、アーティスト・イン・レジデンス(制作場所提供事業)や鴨江アートバザール、企画展など、年間で50以上の事業を実施しています。ここでのワークショップは「○○教室」とか「○○講座」というようなスキルを身につけたり資格をとったりすることを目的としたものではなく、アーティストとともに過ごす時間です。多くは定員20名で参加料は500円、2時間ほど。読んだら捨ててしまうようなチラシから、想像力を働かせて色や形を切り抜いてコラージュすることで新しい表現を見つけるとか、モノを分解して基盤や部品を取り出してみることで見たことがない世界の美しさを知るとか。例に挙げたらきりがありませんが、身近なものを題材にアーティストの発想が加わることで、のぞいた世界が万華鏡のように見える、そんなワクワクするような時間をたくさん生み出しています。

鴨江アートセンター 浜松市には、多くのアーティスト、クリエイターが生まれ育ち、また、在住しています。特に鴨江アートセンターのご近所に拠点を構えるみなさんには頻繁に関わっていただき、まだヨチヨチ歩きのわたしたちを四方八方から支えていただいています。ファブラボ浜松テイクスペース、黒板とキッチン、BASE、BOOKS AND PRINTS、手打ち蕎麦naru、ぶっとびアート、のヴァ公民館、DORP、ZING、こどもアートスタジオプロジェクトなど、浜松市には創造の拠点が多様に存在し、彼らが構築してきた人のつながりや貫いている活動ポリシーはかけがえのない文化的資源です。そんな中で鴨江アートセンターは、市の文化施設として、さまざまな動きを面でつなぐ役割を担う存在になれるのではないかと感じています。

いま私たちが力を入れて取り組んでいることのひとつとして「アート×テクノロジー」があります。これまでの浜松市の産業経済を支えたテクノロジーと、触媒となるアートを掛け合わせることで、新しい「なにか」をみつけようじゃないかという取り組みです。関わる人それぞれの中に創造性につながるようなおもしろい「なにか」が生まれることを期待しています。
私たちは多様な人々が集うことの可能性を感じています。「やってみたいけど自分の知恵や腕ではできないかも」と思うことでも、ヒントをくれる人々と出会い、実験できる場が鴨江アートセンターです。ここ鴨江アートセンターで生まれているようなクリエイティブな動きが、人々の日常に溶け込んでいるまちが創造都市といえるのかもしれません。みなさんも一度、鴨江アートセンターに遊びに来てください。

プロフィール

澤柳美千子(さわやなぎみちこ)
鴨江アートセンター職員。メディア勤務を経て2014年8月から鴨江アートセンター勤務。アートの場での経験はスタートしたばかり。現場から学ぶスタイルで自身ができることを日々模索中。

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