ささえる、つなげる、創造する ふじのくに文化情報センター

ホーム > お役立ち情報トップ > お役立ちコラム > 第2回 補助金・助成金制度を活用してみよう!その2

第2回 補助金・助成金制度を活用してみよう!その2

更新日時2011.07.19

1.補助金・助成金の種類について

前回は、助成することの意味や、助成団体についてお伝えしました。では、具体的にどのような補助金・助成金制度があるでしょうか。

文化芸術に関する助成制度の中で大部分が、文化事業に対する補助金・助成金制度です。活動を単発的に支援することによって、文化団体を応援していくものです。具体的には、公演や展覧会に助成をしていきます。また、このタイプの補助金・助成金制度の場合、ほとんどが事業収入(例えば入場料・広告収入・協賛金など)を控除し、かつ残った経費に対しては自己資金を充当することが必要とされます。(さらにその自己資金の1/2以内での補助と謳っている募集要項が多いです。)

個人のアーティストに対しての補助制度として多いのは、留学や研修、コンクール参加ヘの奨学金としての支援です。こちらの場合は若手のアーティストの支援を目的としており、年齢制限が設けていることが多いです。

一方で、文化団体の恒常的な活動に対する補助金・助成金制度はほとんどないのが現状です。団体内の人材育成や組織の拡大を図る上では、このようなタイプの制度が充実化されることが望まれます。

2.申請のポイント

では、実際申請する際にどんなことに気をつけなければいけないでしょうか。

ほとんどの助成制度は、独自の審査会(有識者を入れた選考委員会が多い)による書類審査です。つまり、申請書に書かれた内容が審査の判断材料となります。審査する人達は、おそらく申請者である文化団体やその活動について初めて目にする場合が多いと思われます。よって、いかに自分たちの活動を知ってもらえるか、何故その補助金・助成金が必要なのか。その部分を申請書に上手に盛り込むことが大事なポイントです。

まずチェックする点は、助成対象やその内容が自分達の活動内容にあっているかという点です。助成対象についてジャンルが該当しているか、対象地域が該当しているか確認しましょう。内容については、助成団体のホームページに過去の助成先が一覧で掲載されている場合があります。過去の助成実績からどんな事業内容が対象になっているか、一つの目安になるのでそちらもチェックしておくとよいでしょう。

そして審査にあたっては選定基準が設けられています。選定基準についてはそれぞれの助成制度の応募概要やホームページに掲載されていることもありますので、必ずチェックしてみましょう。選定基準が明記されてない場合でも、申請書の中に「申請理由」や「期待される効果」「事業を実施することによる波及効果」など審査判断の材料となる記入欄があります。この欄は、「事業内容」と同じぐらい大事な欄と思ってください。

また申請書には、「事業予算書」を求められることがほとんどです。初めて申請書を出す団体にとってこの作業が面倒であるかもしれませんが、予算書がキチンと書いてあるかどうかは、事業の「計画性」、「合理性」を判断する材料となります。

規定の申請書以外に、団体の活動内容が分かる書類も添付することもお勧めします。先程も書きましたが審査は書類審査がほとんどです。活動内容が分かる写真や、新聞記事、過去実施した事業のチラシ・プログラム等審査の手助けになることも多いです。

これは基本的なことになりますが、募集の締切は必ず守りましょう。助成団体によっては期限が守られていないことを理由に形式的に不採択になることもあります。余裕をもった書類づくりと、出来るだけ多くの人に事前に申請書類をチェックし不備のない書類作りをこころがけましょう。

申請書の書き方等が分からない場合は、積極的に助成団体に照会しましょう。特に助成内容や対象が自分達の活動内容にあっているか分からない場合は、申請書を書く前にあらかじめ問い合わせをした方が無難です。また、予算書の書き方等も親切に教えてくれます。

3.助成決定を受け取ったら

申請後、審査を経て助成団体より助成決定の通知を受け取ります。そこで交付決定の通知を受け取ったら、交付決定の条件を必ず目を通しておきましょう。多くの補助金・助成金制度では、チラシ・ポスターなどの広報物への助成事業である旨の明記が必要とされます。併せて実績報告も義務付けられます。助成金・補助金を受け取る以上、与えられた条件を守るということが助成団体との信頼関係を築く上で大事な点です。

また文化事業に対する補助金・助成金制度の場合は、交付決定事業について助成団体に招待状を送ってみてもよいでしょう。自分達の活動を助成団体に知ってもらうまたとない機会です。

4.おわりに

助成金・補助金制度を活用することは、事務作業としては大変かもしれません。しかし、第三者から支援を得られることは単なるお金が入ってくるだけはなく、自分達の活動が公に認められているといっても過言ではありません。助成団体にとっても、自分達の支援が有効に活用されることを望んでいます。是非積極的に活用してみてください。

戻る
文化芸術の総合相談窓口

ふじのくに文化情報への現在の登録件数

文化団体
280
アーティスト
78
文化施設
210
個人
80

登録はこちら

ご利用ガイド

  • グランシップ
  • アトリエふじのくに
  • ふじのくにささえるチカラ
  • ふじのくに文化資源データベース
  • しずおかイーブックス

ふじのくに文化情報への登録はこちらから

静岡県文化情報総合サイト「ふじのくに文化情報」に、ご登録いただきますと、様々な形式での情報発信が可能となります。
詳しくはご利用ガイドをご覧ください。