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第5回 nedocoでつくる、ディープな静岡の旅! 

更新日時2016.07.23

みなさんにとって、旅の醍醐味とは何ですか?
私の答えは”人”。
私が思い描く理想の旅は、地元の暮らしの気配を感じたり、そこで出会う人たちとの密な交流が生まれる旅です。

そして、静岡を訪れた人にもそんな記憶に残る時間を過ごしてほしい!という思いで始まったのが、みんなのnedocoプロジェクトです。2014年「ふじのくに⇄せかい演劇祭」に合わせて誕生したこの企画は、静岡で開催されるイベントを訪れる皆さんに、イベント本体と開催地である静岡をよりディープに楽しんでいただくため、地元を愛する有志メンバーがホスト役となり、交流を深めたり生の声で静岡の楽しみ方を伝える、おもてなしのプロジェクトです。

具体的には、演劇祭の開催期間中に地域の公民館やお寺を”即席ゲストハウス”のような場に仕立てて(これを「nedoco(ねどこ)」と呼びます)、そこへ演劇鑑賞を終えたお客さまと地域の皆さん、そしてスタッフが集い、演劇作品の感想や静岡の話をしながらご飯を食べたり地域のお薦めスポットを散歩するなど、いわば合宿のような時間を過ごします。このように寝食を共にする中で、ゲストには単に旅行に来るだけでは味わえない”ディープな静岡”を体感していただきます。

ホスト役は、まちづくりや演劇、コミュニケーションに興味のある20代~30代の有志スタッフと自治会役員の皆さんが中心となり、肝心の”nedoco”は、草薙自治会・池田自治会の公民館や梅ヶ島の貸別荘、お寺にご協力をいただいています。これまで全国から累計約100名を受け入れ、参加したゲストからは「また会いたい人や景色が増えた!」や「演劇鑑賞だけではない静岡のすてきなところを知れた!」などの嬉しい声をいただくことができました。

  •      交流会の様子

地酒を片手に語り合う交流会、昔ながらの銭湯、山から眺める街の灯りや星空、自治会長さんと共に参拝する神社、新緑のお茶畑への散歩、お寺での坐禅や境内掃除、地域の皆さんが用意してくださるバーベキュー。このような体験が記憶に刻まれ、またいつか静岡を訪れる際の理由のひとつになってくれたらと願うと同時に、このプロジェクトを通じて静岡側の意識や絆が深まっていくことも期待しています。

また2016年からは、舞台芸術を愛する若者を応援する”贈りnedoco”という寄付制度を導入しました。贈り主(おくりぬし)と呼ばれる支援者からの寄付により、条件を満たす若者や学生が無料でプロジェクトに参加できるというしくみです。多くの静岡の方々や、これまでに参加したゲストから温かいご支援をいただいた結果、10名を超える若者がこの制度を利用しnedocoで感想を語り合ったり鑑賞作品を増やすなど、充実した演劇祭体験を得ることができました。

これからも、静岡人が元来持っているあたたかさやおもてなしの精神を開花させるような「nedoco」と、芸術を志す若者を応援するしくみ「贈りnedoco」を、自分たち自身も楽しみながら続けていきたいと考えています。

プロフィール

井上泉(いのうえ・いずみ)
静岡市生まれ。2010年より”持続可能な静岡"をキーワードに対話する会「グリーンドリンクス静岡」を主宰。2014年、主に静岡市を舞台に、豊かなまち・持続可能なまち・平和なまちを目指すプロジェクト「シズオカオーケストラ」を企画。http://shizuoka-orchestra.com/

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