ささえる、つなげる、創造する ふじのくに文化情報センター

2018 年 12 月 10 日

未来への志を育む講演会(第1回)

人工知能が大発展する一方で地球環境の課題が拡大する今日、この先の見えない時代に「社会の第一線で新しい時代を拓こうと挑戦されている方々」への講演は「次代を担う若者たち」に希望と勇気を与え、彼らの未来への志を育みます。

未来へはばたく希望と勇気を与えるための公開講座『未来への志を育む』講演会が12月1日(土)に静岡市葵区の静岡雙葉学園で開催されました。
講師は慶応義塾大学大学院政策メディア研究科教授、蟹江憲史さんです。

講演のテーマは『SDGs:あしたの地球」のために「いま」取り組むべき課題』。SDGsについて詳しく講演されました。

SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。
「持続可能な開発目標(SDGs)」は、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された、2016年から2030年までの国際目標です。17目標、169ターゲット、230指標が掲げられ、世界193カ国が合意しています。
17の大きな目標の中身は以下のとおりです。

1.貧困をなくそう
2.飢餓をゼロ
3.すべての人に健康と福祉を
4.質の高い教育をみんなに
5.ジェンダー平等を実現しよ
6.安全な水とトイレを世界中に
7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに
8.働きがいも経済成長も
9.産業と技術革新の基盤をつくろう
10.人や国の不平等をなくそう
11.住み続けられるまちづくりを
12.つくる責任 つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
16.平和と公正をすべての人に
17.パートナーシップで目標を達成しよう

17の大きな目標と、それらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されています。
社会が抱える課題の多くは、様々な要因が複雑に絡まり合っているため、物事を多角的に捉える視点も必要です。
SDGsが掲げる17の目標は、17の異なる視点から物事をみる指標にもなります。

夏の暑い日、脱水症状にならないようにと購入したペットボトルの水1本から、「リサイクルをしなければプラスチックゴミになること」「それをポイ捨てすれば海の環境汚染を引き起こしかねないこと」「暑さから体を守るために買ったはずの水が、石油資源の容器を使うことで温暖化を招く要因になってしまうこと」などが総合的にみえてきます。
だから、「自分の興味・関心がどの目標に当てはまるか」だけではなく、「自分の興味・関心を17の目標に照らし合わせたとき、何がみえてくるか」という視点を持つことが大切です。

SDGsはいわば解答のない問題集です。でも、とてもポジティブな問題集です。目標はあるけれど、ルールも罰則もありません。やり方を自由に決めることができて、誰とでも結びつくことができます。
自分が持っているものと、他の人が持っているものが補完し合い、思いもよらなかった広がりを持つ可能性もあります。考える力を刺激し、社会を変革していくためにも、若者たちがSDGsに取り組む意義は大きいと思います。

蟹江先生のプレゼンテーションは、非常に解り易く、ユニークな語りで、地球の未来について、若者たちと一緒に考えていきたいという、先生の熱い思いを感じるすばらしい講演会でした。

文化情報サポーターS.I

Filed under: 未分類 — admin @ 8:59 PM

2018 年 9 月 4 日

K’s pro.公演 Vol.21 Campanella 2018.9/1(sat)~9/2(sun)

 

 

森に囲まれた日本平の中腹に、静岡県舞台芸術公園 野外劇場「有度」があります。
緑や風、空を感じるその場所で毎年コンテンポラリーダンスチームK’s pro.のダンス公演があり、今年で21回目となった。

今年の作品は、宮沢賢治作「銀河鉄道の夜」の登場人物カンパネルラをめぐる物語です。

星が大好きなカンパネルラ。お父さんの部屋で優しく包み込む 陰山 泰さんの声による星座のガイドによって、宮沢賢治も観たであろう満点の星座・星空を森本京子先生の身体表現とK’s pro.メンバーがスケール感のあるダンスで彩っていく。

各シーンに合わせたオリジナルなリズムトラックとダンス&コスチューム。
語り終えた余韻と静寂。悲しい出来事・音楽にどうしてこんなにバレエが美しく見えるのか?

そして、今回一番の衝撃、スペシャルゲストの中西俊博さんが優しいヴァイオリンの音色を響かせたかと思えば、ヴォイスをサンプリング!ループしてその場でオリジナル曲を打ち込んだかと思えば、中西さん役者デビュー?まさかのセリフも飛び出し、鉄パイプで組まれた台座ごと可動する特設ステージ!多数のパーカッションとエフェクターがマッドサイエンティストな博士役にドはまり!!圧倒的な存在感で、この日最高のパフォーマンスだったのではないでしょうか。

ダンスと演劇の融合性は、回を重ねるごとにクオリティが高くなりとても驚かされます。

ここでしか観ることができない貴重なK’s pro.のステージ。
ぜひこれからも多くの観客を楽しませてほしい!と、強く願う秋の夜でした。

文化情報サポーター K.S

Filed under: 未分類 — admin @ 8:21 PM

2018 年 8 月 4 日

ふじのくに文化情報フォーラム2018 個別テーマ実践プログラム 第3回 開催しました!

7月29日(日)、“アイデアを実践に結びつける手法を学び、地域の課題を解決するワークショップ”第3回目を開催しました!

ワークショップを進めるプロジェクトはこの3つ。
①「地域のアーティストとまちをつなぐ」(三島市)
②「東海道で綴る、ワタシ旅」(静岡市)
③「地域の課題を現代アートで解決する」(掛川市)

第3回目の今回はワークショップの集大成、「アイデア地図と実行計画の作成」です。

前回までに作成した、第1回の「問題意識地図」第2回の「資源写真地図」をもとに、今回は、“では、具体的にどのような事業ができそうか” を考え、そして “それを実現させるための実行計画” をみなさんで作っていきます。

 
〈解決アイデア出しとイラストアイデアカードの作成〉
まずは、それぞれが考えきたアイデアをグループの中で共有し、そのアイデアをイラストにしていきます。
色鉛筆で絵を描くなんて○○年ぶり、という方もいらっしゃったのでは??
アイデアをイラストにすることで、実現のイメージがより鮮明になります。

 
〈地図の作成と優先度評価〉
作成したイラストアイデアカードを模造紙に並べ、グループ化、関係性づくり、グループごとにタイトル付けをし、「アイデア地図」を完成させます。
地図づくりの作業は3回目ということで、みなさん作業手順に段々と慣れてきたでしょうか。
そして、アイデア地図が完成したら、“どこから優先的に取り組むのか”、グループのみなさんの投票で優先度を付けます。

 
〈実行計画の作成〉
「アイデア地図」が完成して終わりではありません。実現のために大事なのは実行計画の作成!
実行計画表では、そのアイデアの「難易度」、「緊急度(いつまでにやるか)」、「役割分担(誰が主体的にやるのか、どこと協働するのか)」を話し合いながら決めていきます。
そして、計画がまとまったら、今後の実行に向けて、メンバー同士で役割分担、進め方の打合せ。(これも疎かにしがちですが重要ですよね)

 
最後にリーダーの皆さんに発表をしていただき、これで全3回のワークショップは終了。

これまで、何となくアイデアを出して、それを進めていこうとしても、実現までたどり着けないということがあったような…。
このワークショップは、ついつい事業を企画する時に疎かにしがちな行程一つ一つを確実に押さえていくことの重要性を、改めて感じさせてくれる機会にもなりました。
3月の「ふじのくに文化情報フォーラム2018」から生まれたプロジェクトが、ワークショップを通じて、実現に向かって行こうとしています。中にはもう既に動き始めているものも!

ワークショップで出た、数々のアイデアもこれからどのように形になっていくのか、この3つのプロジェクトにこれからも注目していきたいと思います。

講師の山浦晴男先生、アシスタントの深野裕士先生、
そして参加者のみなさん、ありがとうございました!
 

 

ふじのくに文化情報フォーラム2018 個別テーマ実践プログラム

◎ワークショップ スケジュール
【第1回】『問題意識地図の作成』
テーマごとに活動に関する課題や悩み、これから始めたい事などを意見交換し、「問題意識地図」
を作成します。

【第2回】『資源写真地図の作成』
各自が集めてきた写真を使用して分析をおこない、それぞれの地域における実態を把握します。

【第3回】『解決策地図と実行計画の作成』
実態把握を踏まえ、各自がイラストアイデアを持ち寄り、解決策地図を描き出します。
それを基に、実行計画を作成します。

◎プロジェクト
【1】「地域のアーティストとまちをつなぐ」(三島市)
三島市を中心とした県東部地域の文化・芸術活動を支援し、地域のアーティストが日常的に
活動できる街をつくる。
★グループメンバー:アルテ・プラーサ 坂田芳乃 ほか

【2】「東海道で綴る、ワタシ旅」(静岡市)
東海道の魅力を再発見し、多くの人たちに東海道を楽しんでもらうための、静岡市内の各宿場
エリアを中心とした地域づくり。
★グループメンバー:丁子屋14代目 柴山広行 ほか

【3】「地域の課題を現代アートで解決する」(掛川市)
掛川市北部の山間地、原泉地域において、現代アートの展示やアートプロジェクトによる地域課題
の解決や地域活性をする。
★グループメンバー:原泉アートプロジェクト 羽鳥祐子 ほか


講  師:山浦晴男(情報工房代表)
1948年長野県生まれ。中央大学卒。文化人類学者川喜田二郎氏のもとでKJ法の研究と普及に20年間従事。その後情報工房を設立、企業・行政・医療機関の人材育成や組織活性化、地域再生支援に携わる。現在、情報工房代表、千葉大学大学院特命教授、山梨県立大学大学院・名桜大学大学院・山口大学の非常勤講師、地域生存支援LLP組合員、看護質的統合法(KJ法)研究会顧問。著書に『地域再生入門 寄りあいワークショップの力』(ちくま新書、2015)、『住民・行政・NPO協働で進める 最新 地域再生マニュアル』(朝日新聞出版、2010)、『質的統合法入門 考え方と手順』(医学書院、2012)など。

 

2018 年 7 月 10 日

ふじのくに文化情報フォーラム2018 個別テーマ実践プログラム 第2回 開催しました!

7月1日(日)、“アイデアを実践に結びつける手法を学び、地域の課題を解決するワークショップ”第2回目を開催しました!

ワークショップを進めるプロジェクトはこの3つ。
①「地域のアーティストとまちをつなぐ」(三島市)
②「東海道で綴る、ワタシ旅」(静岡市)
③「地域の課題を現代アートで解決する」(掛川市)

第1回目に引き続き、ファシリテーターは、全国各地で地域再生に携わっておられる山浦晴男さん、アシスタントには深野裕士さん。

第2回目の今回は「資源写真地図の作成」。
参加者の皆さんにが宿題として各地域で撮影・取材をしてきた写真を使って、作業を進めていきます。
本日は計7時間のワークショップ。さあ、皆さんの体力は持つか!?

〈写真の精選〉
150程度の写真を机に広げて作業開始。
1人1人自分が撮影してきた写真を説明しながら、内容ごと仕分けを分類を進めていき、最終的には30枚程度の写真を抽出します。
写真は各プロジェクトの特徴が出ており、見ているだけでも面白いのですが、ちなみに掛川の原泉地区の写真は「緑」が多い!

〈写真の分析〉
抽出した写真を類似しているものでグループにし、それぞれのの関係性見つけます。
そして、写真ごとに解説を付け、グループごとに輪取り(丸で囲む)し、表札(要約した見出し文)を付けます。
更に大きなグループに出来そうなところを探し、輪取り、表札を付ける作業を繰り返し、グループ間の関係性を記号で表し、シンボルマークも記入して…、ようやく「資源写真地図」が完成!

この、写真に解説をつけたり、グループに要約をつける作業。皆さん、頭を働かせながら、悩みながら、考えながら文章を書いていきます。
根気のいる作業ですが、この作業が大事。
キーワードを出して何となくわかったような気持ちになってまとめることはできるのかもしれませんが、きちんと文章におとして、自分の身体で飲み込む作業をすることで、この資源写真地図も意味があるものになっていきます。

第1回に引き続き、今回も実践に向かっていくために一つ一つの作業を細かく確実に進めていきました。
皆さん、本当におつかれさまでした!

次回は、アイデアを出し合い、いよいよ実行計画を作成します。
さあ、どんな計画が出てくるか!次回第3回は、7月29日(日)開催です。

 

ふじのくに文化情報フォーラム2018 個別テーマ実践プログラム

◎ワークショップ スケジュール
【第1回】『問題意識地図の作成』
  テーマごとに活動に関する課題や悩み、これから始めたい事などを意見交換し、「問題意識地図」
  を作成します。

【第2回】『資源写真地図の作成』
  各自が集めてきた写真を使用して分析をおこない、それぞれの地域における実態を把握します。

【第3回】『解決策地図と実行計画の作成』
  実態把握を踏まえ、各自がイラストアイデアを持ち寄り、解決策地図を描き出します。
  それを基に、実行計画を作成します。

◎プロジェクト
【1】「地域のアーティストとまちをつなぐ」(三島市)
  三島市を中心とした県東部地域の文化・芸術活動を支援し、地域のアーティストが日常的に
  活動できる街をつくる。
  ★グループメンバー:アルテ・プラーサ 坂田芳乃 ほか

【2】「東海道で綴る、ワタシ旅」(静岡市)
  東海道の魅力を再発見し、多くの人たちに東海道を楽しんでもらうための、静岡市内の各宿場
  エリアを中心とした地域づくり。
  ★グループメンバー:丁子屋14代目 柴山広行 ほか

【3】「地域の課題を現代アートで解決する」(掛川市)
  掛川市北部の山間地、原泉地域において、現代アートの展示やアートプロジェクトによる地域課題
  の解決や地域活性をする。
  ★グループメンバー:原泉アートプロジェクト 羽鳥祐子 ほか


講  師:山浦晴男(情報工房代表)
1948年長野県生まれ。中央大学卒。文化人類学者川喜田二郎氏のもとでKJ法の研究と普及に20年間従事。その後情報工房を設立、企業・行政・医療機関の人材育成や組織活性化、地域再生支援に携わる。現在、情報工房代表、千葉大学大学院特命教授、山梨県立大学大学院・名桜大学大学院・山口大学の非常勤講師、地域生存支援LLP組合員、看護質的統合法(KJ法)研究会顧問。著書に『地域再生入門 寄りあいワークショップの力』(ちくま新書、2015)、『住民・行政・NPO協働で進める 最新 地域再生マニュアル』(朝日新聞出版、2010)、『質的統合法入門 考え方と手順』(医学書院、2012)など。

 

2018 年 6 月 15 日

ふじのくに文化情報フォーラム2018 個別テーマ実践プログラム 第1回 開催しました!

6月9日(土)、“アイデアを実践に結びつける手法を学び、地域の課題を解決するワークショップ”第1回目を開催しました!

参加いただいたプロジェクトはこの3つ。
①「地域のアーティストとまちをつなぐ」(三島市)
②「東海道で綴る、ワタシ旅」(静岡市)
③「地域の課題を現代アートで解決する」(掛川市)

ファシリテーターは、3月の「ふじのくに文化情報フォーラム2018」でも基調講演いただいた、情報工房の山浦晴男さん。長年KJ法の研究と普及に従事され、情報工房設立後、全国各地で地域再生に携わっていらっしゃいます。
そして、アシスタントには、裾野市でご活躍中のマチテラス製作所・深野裕士さん。

第1回目の今回は、はじめに、山浦先生に住民主体での地域づくりの必要性やその事例をご紹介いただき、その後グループごとワークショップをスタート。
ワークショップでは、山浦先生の手法を用いて「問題意識地図の作成」をしました。

<意見交換と意見カードの記入>
まずは、それぞれのプロジェクトについて、参加者それぞれが考えていることを付箋に書き出し、意見カードをつくります。

 

<問題意識地図をつくる>
意見カードを模造紙に貼っていき、カードをグループ分けし、グループに表札をつけ(要約する)、それぞれの関係性を記号で表し、地図を完成させます。

この、表札をつける作業や関係性を記号化する作業、細かく緻密な作業ですが、この細かい作業をきちんとすることで、バラバラだった情報が整理され、最終的にはプロジェクトごとの問題意識が明確になっていくのです。
今回、この作業の重要性を体感しました!

そして、最後にプロジェクトごと、完成した問題意識地図の発表。

終わってみれば、あっという間の5時間。参加者からは、“久しぶりに頭を使った~”という声も。長時間、お疲れ様でした。

次回は7月1日(日)、第2回「資源写真地図の作成」。
次回までに参加者それぞれが、地域の情報を写真取材をしながら集めてきます。

プロジェクトの今後の動きにも、是非ご注目ください!

2017 年 12 月 11 日

「世界にはばたく女性」講演会(第6回)

今、日本では変革、特に「女性が輝く社会」の構築が求められています。
社会の第一線で輝く女性たちが自らの歩み、思い、夢などを「次代を担う若者たち」に語り、未来へはばたく希望と勇気を与えるための公開講座『世界にはばたく女性』の講演会が12月2日(土)に静岡市葵区の静岡雙葉学園で開催されました。

第6回目の講演は『世界の人々と未来を創る』をテーマに、講師は静岡雙葉学園の卒業生である仲本千津さん、法月里野さん、成島洋子さん、同窓生3名が講演やパネル討論を通し、世界との関わりで得た価値観や仕事にかける思いをお話しされました。

仲本さんはウガンダで出会った女性たちと、日本に暮らすお母様と共に、カラフルでプレイフルなアフリカ布を使用したバックやトラベルグッズの企画・製造・販売する株式会社RICCI EVERYDAYを設立されています。会社の従業員は15人で、シングルマザーが多いそうです。商品は、静岡では三保原屋、伊勢丹で販売されています。今後は商品の生産を南スーダンで、販売はオーストラリア、アメリカのロス等を考えているそうです。
ウガンダはナイル川の源流であるビクトリア湖を有し、人口は4,000万人、英語を話し、宗教はキリスト教です。雨もよく降り、日本の初夏の軽井沢を思わせる良い気候ですが、アフリカでは紛争、貧困、エボラ熱等問題も多くあります。

法月さんはチェンバロ奏者で現在はアメリカ・ニューヨーク州にお住まいです。チェンバロはバロック時代、17世紀初頭〜18世紀半ばに栄えた楽器です。
主な仕事場はシカゴのコンサートホール、マンハッタンの教会、美術館・博物館のギャラリーなどで、演奏を行うほか、大学で講義もされています。
人間にとって音楽とは何でしょうか。
「音楽は喜びの友、悲しみの薬」という考えを法月さんはお持ちです。
静岡雙葉学園で培った、沈黙—聖歌—祈り、が人生の役に立っているとお話されました。

SPAC−静岡舞台芸術センター芸術局長の成島さんは、制作部に所属し、舞台作品の創作や劇場運営に関わるあらゆるマネージメントを担当されています。舞台制作、渉外、営業、広報から施設運営まで、SPACの活動を底から支え、未来へつなぐために試行を重ねていくお仕事です。公演をはじめ、国際交流事業、中高生鑑賞事業、人材育成事業、アウトリーチ活動など幅広い事業を実施されています。

SPAC−静岡舞台芸術センター
1.舞台芸術作品を創造・上演する人がいる。
2.舞台芸術作品を創造するための劇場・稽古場施設がある。
3.静岡から世界へ。舞台芸術作品がある。
4.人々が集い、交流する場、それが劇場。

 

パネルディスカッションでは、山内先生の司会進行により、3人の講演者が外国生活を通しての「(共に心豊かに生きるために)世界の人々と未来を創る。」を目指して、学んだこと、成長したことについて意見が交わされました。また、それぞれの経験を活かして、世界の人々と仕事をする上で必要な考え方や姿勢などもお聞きすることができました。

例えば・・・
「色んな国の人が居住する中、文化の違いを尊重し、自分から心を開いて、相手の考え方を理解しようとする姿勢が必要」
「劇場は世界を観る窓で、自分の思いと違っても、感じたことを大切にしていきたい」
「今、ものすごいスピードで動いている広い世界へ多様性・柔軟性を持って自由に飛び立っていってもらいたい」

最後の質疑応答では後輩の在校生の質問に対して真摯に、丁寧に応答されていました。

 

文化情報サポーターS.I.

Filed under: 未分類 — admin @ 4:14 PM

海の「貴婦人」帆船・海王丸が清水港に寄港 ~ぶらぶら散歩 in しみず(5)~

11月2日14:30頃、帆船・海王丸が清水港に入港しました。まだ富士山は冠雪していませんが海王丸を歓迎するかのようにきれいな姿を見せていました。

11月4日13:00からセイルドリルが行われました。セイルドリルとは船の実習生がマストに昇って帆を広げる訓練のことです。帆を広げた美しい姿を一般の人々が見られるのはこの時だけです。

裸足で腰に安全ベルトを着けた訓練生が素早くマストに登り、掛け声とともに帆を張っていきます。約30分後、半分ほどの帆が張られました。

この日は風が強く、途中まで張られた帆がかなり揺れていました。海側の船腹にはタグボートが密着して船の揺れを抑えていました。

1時間10分後、34枚の帆がすべて貼られ、大勢の見学者の前に美しい帆船の姿を現わしました。

連休中で天気もとてもよかったので大勢の人たちが集まり、家族や友達同士が帆船をバックに写真を取っていました。

船首側から見る帆船の姿が最も美しいと思いますが、今回は船尾側からも見てみました。風を帆にいっぱい貯めている様子がよくわかります。

 

11月5日9:00より、海王丸の船内見学が行われました。見学は日本丸に続いて2度目です。甲板に上がった時の第一印象は、まさに”ロープの森”です。いたるところに太いロープが張り巡らされています。

 

訓練生が甲板の清掃をしていました。

甲板をこするのに使っているのは半割にされた”ヤシの実”です。切断面には繊維が密集しており、化繊のたわしのようです。訓練生から「一緒に磨きましょう」と気軽に声をかけられましたが、”ヤシの実”だけを手に取ってみて掃除は遠慮しました。

船尾甲板には大きな総舵輪が二つあります。通常はエンジンで航行し、船首側の操舵室で操作するのですが、洋上で帆を張って訓練するときは風を動力としてこの大きな総舵輪で航行させるとのことでした。

続いて船内に入りました。通路は狭く、段差があります。下士官以上は机、ソファ、ベッド付きの一人部屋で、訓練生は8人部屋だそうです。下士官用食堂は白いカバー付きのイスが並ぶ立派な部屋です。

下士官は十数名乗船しているそうです。訓練生用の講義室兼食堂には訓練生が自習をしていました。女性がいたので“女性は何人乗っていますか?”と尋ねたら、“9人です。訓練生は女性含めて115人です”と明るく答えてくれました。

 

再び甲板に出て船尾のところで訓練生の説明員にお話を伺いました。

「この2週間は台風の影響で風を避けるため山口県、大阪の港に避難していたが、今週は天気に恵まれて多くの皆さんにセイルドリルや船内見学に来ていただき良かったです」
「洋上での帆を張る訓練では船が揺れたり、傾いたりするので大変です」
「帆柱はいずれも50m以上ありますが、女性も難なく登っていきます」
「船での楽しみに一つは食事で、この船の食事はおいしいです」
などなど、さわやかに語ってくれました。

同じ年代の若者と比較すると、限られた生活環境で日々を過ごしているようですが、今回接した訓練生たちは明るく、のびのびと訓練に取り組んでいるように思いました。2015年の船員の数は約6万人で、最盛期の1/5に減少しており、将来の海運を支える船員の確保・育成を目的に海技教育機構の練習船で多くの若者が日夜訓練に励んでいるそうです。

海王丸は11月6日10:00頃、出港しました。

 

文化情報サポーターT.S

<ぶらぶら散歩 in しみず>
健康維持を目的にWalkingを日課としている文化情報サポーターT.S.が清水区内のイベント情報や文化、歴史、季節の移り変わりなどを定期的にご紹介。

Filed under: ぶらぶら散歩 in しみず — admin @ 4:14 PM

2017 年 8 月 30 日

K’s pro.20th Anniversary公演『Black Bird』

青い鳥が羽音をたてて飛び去ってしまった瞬間「あぁ終わってしまった・・・」
もっとこの夢幻を観ていたかった、夢から覚めないでほしいと思った。

静岡で全国一の暑さを記録した8月26日(土)の夜。静岡県舞台芸術公園「有度」で行われた K’s pro.20th Anniversary公演「Black Bird」は忘れられない歴史的な公演となりました。
この春3月にK’s pro.は独創性の高いコンテンポラリーダンスの発展と普及に貢献してきた成果が認められ、県文化財団から「ふじのくに文化活動賞」を受賞した。
そして今年は節目の第20回公演。記念碑的な作品になるに違いない!
大勢の方が期待していたのでしょう、芸術公園の駐車場が満車の大盛況!!
入場出来ない観客が発生!シャトルバスで再度、来場してもらう事態に!
ステージ上で状況の説明と理解を求める構成・演出の陰山 泰さん。
観客を乗せたシャトルバスの到着を待つ事に。
K’s pro.がプロなら、この日の観客もプロだ。代表の森本京子先生もスタートが遅れるお詫びをしながら最前列の子供達に「遊ぼうか」と、サイドを編んだヘアースタイルの京子先生がステージから降りて観客とじゃれあう姿がもう作品に登場するミチルに見えた。オープニングにもなりそうな、この「美しい事件」の30分後に開演した。

公演は本当に素晴らしかった。森本バレエの選抜メンバーK’s pro.と京子先生と相性抜群のダンサー西川 卓さん。ゲストミュージシャンの和太鼓奏者はせみきたさん、ヴァイオリン奏者の柴田奈穂さんという鉄壁な布陣で、幸せの青い鳥を探すチルチルとミチルの物語を幻想的に表現!
特に際立ったのは、しなやかでウオームな青い鳥の群舞と豪快な中にも繊細さを感じさせるエレクトリックなヴァイオリン。そして筋骨流々な広背筋から振り下ろされるはせみきたさんのバチさばき!「有度」を揺さぶる和太鼓とのアンサンブルに観客の度肝を抜いたのである!!

チルチルとミチル~西川さんと京子先生のダンスは至高のダンスでしたね。
京子先生の情緒豊かなダンスと、二年振りの出演が跳躍力を倍増させていた西川さんのダンス。
彩り豊かな夢の世界を、魅力溢れる振付けと演出で、そして震えるような炎のダンスの凄みを堪能したのでありました。

K’s pro.結成20年、おめでとうございます。

文化情報サポーターK.S

Filed under: 未分類 — admin @ 12:38 PM

2017 年 7 月 21 日

「世界にはばたく女性」講演会(第5回)

社会の第一線で働く女性たちが「次代を担う若者たち」に、自らの歩み、思い、夢などを語り、未来へはばたく希望と勇気を与えるための公開講座「世界にはばたく女性」の講演会が7月8日(土)に静岡市葵区の静岡雙葉学園で開催されました。

第5回目の講演者は九州大学大学院、医学研究院生殖病態生理学教授の医学博士、加藤聖子先生です。テーマは「女性の一生を診る」と題し、女性医師のキャリアアップなどについて、医師になるまでの勉学や仕事の内容、働き方などをご自身の経験を通して紹介されました。特に米国への留学や出産、転勤など、これまでの実績を踏まえ、女性医師が辞めていく主な理由として、妊娠や子育て、介護などを挙げられ、一方、仕事を続けていくためには周囲の理解、女性自身の意識改革、支援策などの問題点と、休職後一年以内に復帰することや、パートなど無理のない勤務から再開することが良いのではないかと指摘されました。

講演で印象深かったのは、加藤先生の座右の銘「運・鈍・根」についてお話になったところです。

「運」・・・天運に恵まれるには常に自分からアンテナを貼っていること

「鈍」・・・少しぐらいゆっくりとしても良いのではないか

「根」・・・はねばり強くあきらめないこと

加藤先生のプレゼンテーションは非常にわかりやすく、ユニークな語りで、自分の人生のビジョンをどのように組み立ていけば良いのかを若者たちと一緒に考えていきたいという、先生の熱い思いを感じる講演会でした。

 

文化情報サポーターS.I

Filed under: 未分類 — admin @ 11:02 AM

2017 年 7 月 16 日

こかげのまなびばに参加しました

6月17日開催された第53回こかげのまなびばに参加しました。

今回の講師は、静岡新聞者・静岡放送SBSにお勤めでミュージシャンでもある奈良岡将英さん。テーマは「楽しいと思えることをやれ!」。ご自身の作品や経験・苦労話なども交えながらビジョンやモットーをお話し頂き、自己啓発本を一冊読んだような元気の出る講座でした。

楽しく生きる3つのコツ
▶︎チャンスが来たら乗れ!
▶︎地図は捨てよ、コンパスを持て!
▶︎継続は力なり(10年はかかると思え)

「音楽で食べていきたい」と考えていた学生時代から、マスコミ業界に入社して番組企画製作、そしてついにその音楽を手がけるまで(確か)18年…。
チャンスが来たらポンと乗れるフットワークの軽さと、マルチにあらゆる仕事(?)をされていてもブレないコンパス、そして夢を諦めない粘り強さ!
それぞれ聞き覚えのあるような格言ですが、この3つを同時に体現しながらなんとなくゆる〜い雰囲気を漂わせる奈良岡さん、恐るべし。
後半は、今度は参加者がそれぞれ自身の「楽しいと思うこと」を話しました。
中でも印象的だった言葉は公私混同ならぬ「公私混合」。
好きなこと・楽しいことと仕事の境界が無い人たちって、やっぱり生き生きしている。

聞き損ねてしまったお金との折り合いも、きっとナチュラルについているのかなあと、まだまだ見えない景色を垣間見た午後でした。

 

文化情報サポーター R.H.

Filed under: 未分類 — admin @ 9:40 AM
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