第4回 企業メセナの理論と実践 なぜ企業はアートを支援するのか
更新日時2014.09.18
本のタイトル |
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企業メセナの理論と実践 なぜ企業はアートを支援するのか |
著作者プロフィール |
無し |
著作者 |
菅家正瑞 監修・編 / 佐藤正治 編 |
出版・発行 |
株式会社水曜社 |
発行年月日 |
2010年3月31日 |
本体価格 |
本体2,700円(税別) |
「企業メセナ」という言葉はご存知ですか?企業が社会貢献の一環として行う芸術文化支援という意味で使われています。日本における企業の芸術文化支援は、バブル崩壊後、大規模な美術館・ホール運営から地域活動への支援にシフトしながら、更に多様化を見せています。そんな、時代とともに変化するメセナのこれまでと今を知ることができる一冊。
後半の実践編では、芸術文化の現場において日々、考え、模索しながら活動してきた人々と、魅力ある地域づくりを目指す企業との実践例を紹介しています。アートNPOと企業との連携についても説明されており、今後両者の関係の進化にも注目されています。
文化活動をしているみなさんにとっては、支援を受ける側でありますが、企業が「なぜメセナをするのか」を知ることで、自分たちの活動の持つ意味、文化芸術の持つ役割を改めて認識できるのではないでしょうか。
企業、文化に関わる仕事をされている方々はもちろん、文化団体・アーティストの方々にもおすすめの一冊です。