2017 グランシップ賞
「都市」松藤 孝一
展示:平成29年9月~30年3月
太古の昔から哺乳類は、緑色光に高い感受性があり、その特性は警告としての認識でもあるそうだ。私が用いたウランガラスは、まさにその光を発する素材である。ウランを含有したガラスは紫外線などのエネルギーを与えられると、とても綺麗な蛍光を放つ。しかし、たった1%未満のウランで光り輝くガラスからは、物質としてのウランが地球上でどれだけの力を持っているかが、目に見えて理解できる。
[素材]ウランガラス
プロフィール

松藤 孝一
1973年長崎で生まれ、高校まで佐賀で育つ。1995年愛知教育大学卒業後、財団法人ポーラ美術振興財団の在外研修助成により渡米。2001年イリノイ州立大学美術学部修士課程を修了。現在、富山と名古屋を拠点に活動。