第47回 古谿荘に親しむ会
更新日時2018.09.15
古谿荘の文化歴史を尊び、守ることから活用へ
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昨年6月には、国宝「迎賓館赤坂離宮」を視察研修。洋館でありながらも日本の伝統的な意匠が施され、建設責任者である田中光顕伯爵を感じることができました。
明治後期に田中光顕伯爵の別邸として建設され、多くの文人墨客が訪れた「古谿荘」。その魅力を伝え広めようと1987年に発足した団体です。郷土史に興味のある人や建築士、造園師などを中心に調査研究を行い、「古谿荘研究」の発行や庭園の特別公開、講演会などを行いました。特別公開は10回開催し、案内ガイド役の確保、茶会や音楽会を通じて古谿荘の歴史文化を紹介。芸術家等を招いた市民公開講演会も好評を博しています。ほかにも、「富士の山ビエンナーレ」等と協働するなど、文化芸術団体とのネットワークも図っています。かつて、おもてなしや文化芸術の訓練、披露の場に使われたという「古谿荘」。守ることから活用へ、活動も変わり始めています。