第48回 登呂会議
更新日時2018.09.15
登呂が教えてくれる「生きる原点」を体感して
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登呂は、単なる遺跡や古代の暮らしの復元ではなく、食べるとは、住まうとは、生きるとは何かを考えさせてくれるメッセージが詰まっています。
「未来へ続く社会を創るために、今の暮らしを見直すきっかけになれば」。そんな思いを込めて2011年、国指定特別史跡登呂遺跡・静岡市立登呂博物館のリニューアルとともに発足し、先人の知恵と工夫を学ぶ体験型プログラムを開いています。13年~15年の講座ARTORO「土がぼくらにくれたもの」では、田んぼの土で土器をつくり、同じ田土で稲を栽培。秋に米を土器で煮炊きして食し、「土から作る・食べる・生きる」を体感しました。昨年度は、「一つ屋根で暮らす」をテーマに各方面からプロフェッショナルを招き、「なぜ、登呂の地を選んだのか?」を探りました。今後は稲藁を屋根に使い、人間が発明した最たる道具「住まい」を作ることを計画しています。