第29回 静岡昆虫同好会
更新日時2016.08.31
創立63年。精力的な調査研究を行い、地域の昆虫・自然環境保全にも貢献。
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年3回開催される昆虫観察会。NPO静岡県自然史博物館ネットワークと共催の5月の観察会は、親子連れ70組ほどが参加する人気企画。
まだ県内の昆虫相の解明がほとんどされていなかった1953年に中高生の有志によって発足し、地域の昆虫類の分布・生態を明らかにすることを目的に活動しています。アマチュアとプロの昆虫学者がともに活動を続けていて、これまでに集積したデータや標本は県内の生物関連団体の筆頭と言えるでしょう。
各会員が年間10~100回の野外調査に出かけ、その成果は年4回発行・通巻250号を数える会誌「駿河の昆虫」にて発表されています。
一般向けの観察会や展示会も積極的に開催し、絶滅危惧種のミヤマシジミの保全のために、静岡市と協働で生息地の観察・保全を行うなど、県内はじめ全国の団体との連携を積極的に取りながら活動の幅を広げています。