第33回 シーンボイス・浜松
更新日時2016.12.10
笑って、泣いて。映画の世界の感動をともに。
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電波発信機で音声が送信され、視覚に障害のある人たちはFMラジオ受信機を使って聞き取ります。上映会の開催場所は浜松市の「シネマイーラ」など。
視覚に障害のある人たちが映画を楽しむ際には、せりふなどの音声から状況をイメージします。「シーンボイス・浜松」は、役者の表情・風景といった視覚的な情報をナレーションで伝える音声ガイドを作成し、より多くの人が映画を楽しめるようサポートしています。まずは映画を選び、著作権問題を解決した後、音声ガイドの台本を作成し読み合わせて録音します。さらに編集作業を繰り返し、上映に至ります。台本の作成で3ヵ月、全工程に数ヵ月を要することもありますが、視覚に障害のある人も当たり前に映画を楽しめる社会であってほしいという思いのもと、地元映画館の協力を受けながら、当事者団体とともに上映会を続けています。